銀行や両替所で外国通貨を両替する場合は、当日朝の時間のレートで固定されます。

為替相場とは?

 

為替相場について考える男性

 

為替レートとは、世界各国の通貨の両替レートの事です。
国内では主に対円レートが馴染みが強いです。

 

 

通貨の価値は常に変動している

為替レートは、世界各国の通貨の価値が常に変動しているため、レートも常に変動しています。
円高、円安の影響はもちろん、世界経済の影響によって様々な為替レートが変動しています。

 

 

 

為替レートと両替手数料

 

為替レートは日本時間で例えると、日曜日の早朝から月曜の早朝を除いた全ての時間で常に変動しています。

 

FXなど通貨の取引で行う投資商品の場合は常にリアルタイムの為替レートで取引されています。
特にニュースがなくても世界の投資家や機関による通貨の売買によって為替は変動しています。

 

アメリカの金融政策決定会合や、日銀の金融政策決定会合など大きなニュースがあると円対USドルで1円以上一気に為替レートが短時間で変動する事もあります。

 

基本的に円は世界の中で最も安全な通貨と呼ばれていて、海外の金融危機やテロなどネガティブなニュースがあると円が買われて円高に動く傾向があります。

 

為替レートは買う場合と売る場合でレートが異なります。
この売買のレートの差額が両替手数料となり証券会社や銀行の利益になります。

 

例えばUSドルと円の為替レートの場合、次のように表示される事があります。

 

FX

買い 110.223
売り 109.923

 

銀行窓口

買い 110.723
売り 109.723

 

FXは売りと買いの差額が少なく常にリアルタイムの為替レートで取引できます。

 

ただしFXはレバレッジをきかせた投資商品のため、USドルを買って手元で現金を受け取る事はできません。
原則、USドルを買った場合は円を買い戻し、取引を完結させて日本円で投資の損益が発生します。
FXは所有していない通貨を売る事もでき、その場合どこかで買い戻しをしないといけない決まりになっています。

 

銀行や両替所で外国通貨を両替する場合はリアルタイムのレートではなく、原則その日の朝の時間のレートで1日の取引レートが固定されます。

 

実際に現金で取引できる事から、売りと買いのレートの差額が大きいです。
為替レートの売りと買いの差額は通貨の規模が大きいほど小さくなります。

 

例えばUSドルや日本円、ユーロなど大きい通貨同士の取引は差額が小さいですが、発展途上国をはじめ通貨の取引量や流通量が少ない通貨ほど買いと売りの差額が大きく、為替レートの変動幅も大きくなります。

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